フローティング

フローティングとは、フォークアートでよく使われるテクニックで、素早く陰影を付けたり、ハイライトを付けたりする事です。

通常、シェダーブラシや、ダガーブラシを使います。このテクニックに最適なのは、マティス･フロー･フォーミュラです。マティス･フローは、この様なテクニックを簡単に行える様に作られています。

基礎のテクニック

まず筆に水を含ませ、少量の絵具を筆の先に付けます。（通常シェダーブラシやダガーブラシの先端。）
パレットの上で筆をならしながら、絵具をブラシの中に混ぜ込みます。（注釈：絵具を拭うのではなく、ブラシの中に絵具を含ませる様にする。）
ここで、ブラシに付いた絵具は、先端が濃く、徐々に薄くなる様にします。もしも絵具が先端から筆の根元まで付いてしまった場合は、洗ってもう一度絵具を付け直してください。常に筆の根元は水のみの状態を保ちましょう。
陰影を付けたい所（又はハイライトを付けたい所）に塗っていきます。筆の絵具が付いている部分を、最も色を入れたい部分に当てながら描いていきます。
筆の面全体を使って描いていきます。ひと筆で描くか、優しくたたく様に描いて陰影を付けていきます。

秘訣

筆に付ける水分量：一番難しいポイントは、どの程度の水をつけるかという事です。水分が多すぎると、絵具がかき混ぜられて、固まりになります。水の量が足らないと、筆跡を残してしまいます。良い方法としては、十分の水を含ませ、ブラシがサテンフィニッシュの様な状態（光沢でもマットでもない状態）にします。もしも水分が多い場合は、キッチンペーパー等に筆先を付けで水の調節をします。もしも水分が少ない場合は、筆先を少し水に浸します。

より簡単にするには：フローティングミックスを始めに作っておくと、より簡単に作業が進みます。

小さな容器に少量のMM３サーフェイス･テンション･ブレーカーを入れ、そこに水を加えます。比率はMM３サーフェイス･テンション･ブレーカー１に対して水を１０の割合にします。