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ブロック・インクに新色仲間入り。

既にご存知かと思いますが、デリバンの版画用インクは、顔料濃度が高くとても滑らかな質感をもったオーストラリアで作られた無害の水性絵の具です。リノリウム版画やローラーを使って、ゴムや金属、木での版画(木版画)にも使えます。この版画用インクに新しい仲間が増えました。
デリバンの版画用インクは10色の素晴らしい色を展開させていますが、ここに寒色系の赤、クリムゾンと寒色系の黄色、レモンイエローが加わりました。既にある暖色系の赤と黄色、レッドとイエローに寒色の原色を加えることで、混色の幅は広がり簡単になります。色の混色をする際には、色の偏りに沿って混ぜることで、素晴らしい色を作り出すことができます。この2色を混ぜることで、混色の幅は限りなく広がります。 numerous!
さらに、デリバンのブロックインクの色展開に、新しい色のチューニングをした色が、今までの色の代わりに加わりました。

今までのブラウンの代わりにバーント・アンバーと名前も新たに顔料や色のチューニングをし直しました。この自然なブラウンの色合い、または少し赤みがかったアースカラーは、深みと幅の広さを持っており、乾燥によってさらに深みを出しますが、柔らかいセピアの顔料をぼんやりと思い出させるようなブラウンです。色相環の中にもしっくり落ち着く色になりました。
そして、新しいターコイズです。この名称は石と同じ名前です。ターコイズはフランスの言葉でトルコを表し、この石がその昔トルコから輸入されていたことに由来します。
違ったブルーの色を出したい時や、その他の寒色系、暖色系のブルーと混ぜることでとても興味深い色の違いを出すことができます。
今までのデリバンブロック・インク同様、バーントアンバーとターコイズを混ぜることができます。もちろんその他の色も水に溶ける水性インクですから混ぜられます。
ブロックインク はすべて変わらず、後片付けには石鹸と水で簡単に落とすことができる水性のインクであるということです。
お近くのアートショップでデリバンのブロックインクの新しい色を御確認んください。So check out the new additions to Derivan Block Ink range at your local art store. When it comes to creating the ideal block colour palette, we’re definitely getting cooler.
デリバンブロック・インクの新色の比較 |
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ブロック・インク新色、左、レモン・イエロー(寒色系)、右、現存のイエロー |
ブロック・インク新色、左、クリムゾン(寒色系)右、現存のレッド |
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暖色と寒色とは何?
通常アーティストから見て、共通の「寒色」、「暖色」についての分類または、決められた基準のシステムがスペクトルの色環にあるわけではありません。
色温度の分類に関連しますが、全体的な意味合いになります。暖色はイエロー、オレンジ、レッドの範囲に、寒色はグリーン、ブルー、バイオレットの範囲に分けられます。
しかし、暖色と寒色の違いはそれだけにとどまるわけではありません。個々の色にも暖色系と寒色系が存在しており、それらは色相環内でどちら側に近いかによって分けられます。
デリバンが出版した「カラーブック:シンプルで行こう」では、広範囲にわたりながらにして、明快で簡潔に色彩論を説明しています。この本は色のことについて、特性、光の色のスペクトルや顔料、絵の具の関係性など幅広く色のことについて書かれています。

「カラーブック:シンプルで行こう」からの一ページです。上図は色のスペクトルを環状に表した、色相環で暖色寒色のそれぞれの関係を表しています。 |
この色相環で出会う、レッドは一番の暖色で、バイオレットが一番の寒色になります。そのため、暖色系のイエローは、色相環の暖色よりで、寒色系のイエローは反対に色相環で寒色よりのイエローということになります。
混色をする際に、暖色系のイエローとはレッドが入っているものを指し、寒色系のイエローはブルーのアンダートーンを持っているものになります。
なぜ暖色や寒色が重要なのか?
寒色や暖色を使うことで、違ったムードを作品に表すことができます。暖色系は言葉からも想像できるように温かみや熱を表します。そしてこれらの色は近くにあるような目立つ色と人の目に映ります。対照的に、寒色は遠くへ消えていくような、そして寒さや薄暗さを感じさせます。あなたの作品を見る人にどのように感じてほしいかを考えましょう。
暖色 や 寒色 は、被写体にも関連します。例えば、もしあなたが版画印刷で、静かに涙を流している女性の作品を作っているとするならば、デリバン・フタロ・ブルーのブロックインクを使う方が、ウルトラ・ブルーのインクを使うより被写体の感情を表せると言えるでしょう。フタロ・ブルーの寒色のアンダートーンの方が、暖色のアンダートーンを持つウルトラ・ブルーに比べて、もっと暗く絶望した感情の女性を表現するのに適しているでしょう。
他の場合では、明白ではない場合もあります。もしもあなたが日没の印刷をする場合、イエローとレッドのデリバン・ブロック・インクを使うことは、明らかな選択かもしれません。しかし、例えばその日没はフルの日没だった場合、寒色系のレッド(クリムゾン)と寒色系のイエロー(レモン・イエロー)を混ぜる方が良い選択と言えます。
もちろんこれらは決められたルールではありませんが、題材に関連しての色の選択をすること、そして感情を表現することは、価値のある考慮と言えます。常にいろいろなアイデアでどれが一番良いかをテストして、一番表現したいものに近づくものを探しましょう。
それが本当の創造性の始まりです。始まりは色々と試し始めることです。




















